ども、村正です!
今回はint型→string型、string型→int型の変換方法について紹介していきます。
int型→string型
int型からstring型へ変換したいときは、ToStringメソッドを使います。
メソッド | 戻り値 | 説明 |
---|---|---|
ToString() | string | string型に変換する。 |
public class Program
{
static void Main(string[] args)
{
var number = 123;
var str = number.ToString();
Console.WriteLine($"型:{str.GetType()} / 値:{str}"); // 型:System.String / 値:123
}
}
string型→int型
int型からstring型へ変換したいときは、
- Parseメソッド
- TryParceメソッド
のどちらかを使います。
この2つのメソッドは「型変換に失敗(成功)したときにどうなるか」という点で違いがあります。
なおTryParseメソッドを使うときはoutパラメータについて知っておく必要があります。outパラメータをかんたんに説明すると、引数にoutをつけて変数を指定することでその変数に結果(今回はint型に変換された値)が入るやつです。「戻り値を変数に入れる」みたいなことをしなくてよいやつです。ちなみにoutパラメータを省略することはできないので注意です。詳細は下記サンプルコードの29-31行目を参照してくださいね。
メソッド | 戻り値 | 説明 |
---|---|---|
Parse(string) | -(void) | 引数として渡した変数の値をint型に変換する。 型変換に失敗すると例外が発生する。 |
TryParse(string?, out int) | bool | 引数として渡した変数の値をint型に変換する。 型変換に成功するとtrueを返し、失敗するとfalseを返す。 |
public class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// int型に変換できるパターン
var str_1 = "123";
var number_1 = int.Parse(str_1);
Console.WriteLine($"型:{number_1.GetType()} / 値:{number_1}"); // 型:System.Int32 / 値:123
var result_1 = int.TryParse(str_1, out var number_2);
Console.WriteLine(result_1); // True
Console.WriteLine($"型:{number_2.GetType()} / 値:{number_2}"); // 型:System.Int32 / 値:123
// int型に変換できないパターン
var str_2 = "こんにちは";
try
{
int.Parse(str_2); // (例外発生)
}
catch
{
Console.WriteLine("型変換失敗!"); // 型変換失敗!
}
var result_2 = int.TryParse(str_2, out var number_4);
Console.WriteLine(result_2); // False
Console.WriteLine($"型:{number_4.GetType()} / 値:{number_4}"); // 型:System.Int32 / 値:0
}
}
※「Int32 型」は「int 型」とまったく同じ型です。普段使っている「int」は「Int32」のエイリアス(別名)であり、かんたんにいうと「どっちで記述しても同じ型ですよ~」っていうやつです。
まとめ
今回は int型⇔string型 のやり方について紹介していきました。
■int型→string型
- ToStringメソッド
■string型→int型
- Parseメソッド(失敗すると例外発生)
- TryParseメソッド(成功するとtrueが、失敗するとfalseが返ってくる)
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